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田舎のおばさんの日々の暮らしを綴っています。ハンドルネームは菊です。


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入院生活 黄門さま御一行

点滴スタンドを引きずっての1週間は、シャワーも、外出も、洗濯も出来なかった。
自由の身になった時、同室の仲間はみな、私より若い人ばかりになっていた。
朝のおはようの挨拶の後は、決まって「もう出た?」だった。

2時の検温が済むと、連れだってお散歩に出掛けた。
クリニックの周りは畑に囲まれていて、車の通りも少なく、病室の窓からも犬を散歩させている人がよくみられた、
大抵4~5人で出掛けた。
東側へ行くと、ロー〇ソンがあるし、西側へ行くと〇ークルKがある。
「今日はどっちへ行く?」と話しながら、〇ーソンへ行くことの方が多かった。
コンビニで買い物をして帰ってくると30分くらいかかる。
畑の中に新築の瀟洒な家がポツンポツンと建っている。
「このおうちは雑誌に出てくるように素敵だね。」とか「ここはカフェでもやれそうな建て方だね。」「日当たりが良くて、こんな素敵なおうちに住みたいね。」とおばさん達は話しながら歩く。
「こんなおばさんの団体が歩いていると何だろうと思うよね。」
「クリニックの看板が見えるから、そこの患者だと思うよ。」
「でも〇ーソンのすぐ傍にも同じ肛門科の医院があるから、どっちの患者か分からないよね。」
「どっちにしても黄門さまご一行だよね。」と言いながら笑う。
お散歩でコンビニに行く目的は、ヨーグルトを買いにいくことなのだ。

「いくら仲の良いお友達でも、この病室で話していることなんか話さないよね。」と笑った。
そうなのだ。
生きていくためにはとても大切な排泄に関する話なんてしない。
どうしたら、お通じがよくなるかとか、お通じが良くなる食べ物や、料理なんて。
クリニックの食事は、いつも美味しかったし、野菜や魚が中心の食事だった。
副菜の小鉢は、家に帰ってからの調理のヒントになるものばかりだった。
気がつくとメモをしたけど、毎食メモを取っておけばよかったと、後から気がついた。
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by kikutukuri | 2009-12-23 20:20 | 老いと道連れ(終活) | Comments(0)