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田舎のおばさんの日々の暮らしを綴っています。ハンドルネームは菊です。


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入院生活 勉強会

私が入院したクリニックでは毎週金曜日の夜に勉強会があった。
これは「痔」のお話と「大腸」のお話の2回あった。
ほぼ強制的で、ちょうど入院した日によっては、出席出来なかった人は、退院してからでも聞きに来るようにすすめられていた。
私は月曜に手術したのだが、1週間ばかり調子が悪かったので、本音では「何だか面倒くさいな~。」と思っていた。
最初の会は「痔」のお話だった。
先生のユーモアたっぷりのお話は飽きることなく、あっと言う間に時間が過ぎた。
先生のパソコンをTVに繋げて、色んな痔の写真や、手術の様子なども見せてもらった。
排泄の大切さも改めて感じた。
「私は高齢者で余命が後2年しかないという人でも、残りの2年を快適に過ごして貰うために手術をすすめます。」と言われた言葉が印象に残った。

私が入院したばかりのころ、同室にはMさんとToさんがいた。
二人は私より年上で、Mさんは明るくて面倒見が良い、リーダーシップがとれる人だった。
Toさんはもの静かな人で、いつもカーテンを閉め切って、ほとんど人と話をしなかった。
「昼間は出来るだけ、人と話をしたりしていないと夜眠れなくなるよ。」と言って、Mさんはカーテン越しにいつも話しかけていた。
Mさんは、体調が悪くて落ち込んでいる私にも、「ほらここへきて、太陽にあたりなさいよ。」と気を使ってくれた。
そのToさんが、勉強会の後は何だか明るくなって、話をするようになった。
Toさんとは6日ほど一緒で、退院して行った。
後から聞いたことでは、術後の調子が悪いのではないかと、一人で取り越し苦労をしていたそうだ。
入院する前にネットで色々調べて、悪い方ばかりに考えていたようだ。
それが勉強会で払拭されたそうだ。

Toさんが退院する時、「それなら海外旅行から帰って来たように見えるから大丈夫!」とMさんが太鼓判を押す。
Toさんはお洒落な人らしく、素敵な服装でブランド物のボストンバックを下げていた。
{でも頭が白髪も見えるし、ボサボサで・・・。」と言うToさんに、「そんなもの帽子をかぶればわからないよ。」とMさんも言う。
Toさんが入院するのは内緒で、近所の人に聞かれたら、海外旅行に行っていることにしていたのだそうだ。
それをご主人が間違えて、親戚の人に聞かれて、海外旅行と言ってしまったとか。
親戚の人も、そのうち海外旅行のお土産が届くと待っているねと大笑いだった。
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by kikutukuri | 2009-12-23 19:22 | 老いと道連れ(終活) | Comments(0)