台風の後

台風の後始末はなかなか進まない。
どこもみな被害を被っているので、修理業者の取り合いなのだ。
これから寒くなってくるので、いつもならハウスの中をビニールシートで覆ったり、暖房機のダクトを延ばしたりするのだが、破れたままのハウスではそれも出来ない。
「遅れて申し訳ありません。社員一同全力で取り組んでいますが、なにぶんにも材料も人手も足りず、他の営業所からも応援の派遣を頼んでいます。」とお詫びの書状が届く。
もうジタバタしても始まらないのだ。
我が家も、全てのハウスが被害を被ったが、中に入っていた菊は痛まなかったので、2部屋出荷することが出来た。
ここ1週間ばかり、全力疾走の日々だった。
夫の従姉妹のよしこさんに、朝早くからお応援に来て貰った。
よしこさんが、色々な情報を聞かせてくれる。
ある所では建てたばかりの温室が台風で壊れてしまったとか。
建てて3日だったので、まだ保険にもはいっていないそうだ。
大きなアルミの温室を建てると、坪数にもよるが、自動灌水、消毒のマスプレイ、暖房機、自動カーテンなどの附帯設備を付けると、一口に2000万円以上はかかる。
きっと借り入れをして建てたのだろうけど、壊れた温室を解体するにも、大きなお金がかかる。
人事とは言え、身が寒くなる思いだ。
もっとも農業の災害保険と言っても、保証金は微々たるものだけど。
でも少しでも貰えるなら。
トマトのハウスがひっくり返っていた、ハウスの上にハウスが風で飛ばされて乗り上げている・・・。
塩害も場所によってはあったようで、捲れたハウスの中の菊が塩もみ状態になって、全部葉が黄色くなって売り物にならない・・・・。

仕事が忙しいことが、こんなに有難いと思ったことはなかった。
「もう一部屋くらい集荷出来ると良いのに。」と言ったら、夫が「そんなに欲ををかくな。」と言う。
庭の金木犀がかすな香りを放っています。
この木も、あの風にもまれて少し痛んだようです。
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Commented by 花咲かおばさん at 2009-10-27 23:09 x
本当に菊ちゃん地方は大変な被害があったのですね。
アルミの温室を建てるには、2,000万も掛かるのですか~・
慰めの言葉も無いですね。
皆さん、何とか頑張って立ち直って欲しいです。
Commented by at 2009-10-28 21:35 x
今まで災害の被災地の様子をTVで見ると、大変だな~と思っていましたが・・・・・。
もとに戻るには時間が、想像する以上にかかるのですね。
久しぶりにスーパーで会った友達は、家の屋根瓦が半分以上飛んでしまったそうです。
でも被害の割には、亡くなった人がないのは不幸中の幸いですね。
by kikutukuri | 2009-10-23 15:23 | つれづれ | Comments(2)